2019年02月27日

2月24日、麻しんの発生届けがあり、長生保健所管内での麻しん患者数はこれで3例目となりました。
これにより、平成31年の県内の麻しん患者数は、2月25日現在、6例となっています。

◆麻しんの感染力は非常に強いので、発熱や発疹(※)など、麻しんを疑う症状が現れた場合は、必ず事前に医療機関に電話連絡でその旨を伝え、医療機関の指示に従い受診しましょう。また、受診時は、周囲への感染を防ぐため、公共交通機関等の利用を避けましょう。
(※)麻しんは通常、発熱後、一度熱が下がってから高熱と共に発疹が出現します。麻しんの発生地域に滞在後、発疹以外の症状が出現した場合も注意しましょう。

◆麻しん・風しんについて2回の定期接種は必ず受けましょう。
定期予防接種対象者:
【1期】1歳以上2歳未満
【2期】5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学前の1年間

◆麻しん(はしか)とは
1.症状
・ 感染すると通常10~12日後に38℃前後の発熱、咳、鼻汁、くしゃみ、結膜充血などが約2~4日間続きます。
・ 解熱後、再び39℃以上の高熱と発疹が出現します。
・ 肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
・ 死亡する割合も先進国であっても1,000人に1人と言われています。
2.感染経路
・ 麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。
・ 主に空気感染で、その感染力は非常に強く、免疫をもっていない人が感染するとほぼ100%発症すると言われています。
・ 発症した人が周囲に感染させる期間は、症状が出現する1日前から解熱後3日間まで(全経過を通じて発熱が見られなかった場合は、発疹出現後5日間まで)と言われています。
3.潜伏期間
・ 約10日~12日間(21日間程度の場合もあります)
4.治療
・ 特異的な根治治療はなく、対処療法を行います。